札幌及び近郊で住宅ローンのお支払いに困っている、住宅ローンの支払いができないなどのお悩みの方
この記事のテーマは同じ悩みを持った方が任意売却でどのように解決したか、実例で解説しております。
記事をお読みになっていただけましたら、たぶん少しは気が楽になるのではないでしょうか?
【任意売却事例I様のケース】リストラによる転職そして収入減と離婚が重なりローンの支払い停止
■相談から売却までの経緯
I様のケースではご相談いただいた時点で既に競売開始決定の状態でした。
時間の猶予はありません。
早速債権者様に連絡を取り任意売却の承諾とともに販売の準備を同時に進めていきました。
I様には時間がない事で競売もやむなしとのご理解をいただき、最悪競売になることも想定しておりました。
またI様は離婚されており一人住まいのためお掃除もあまりできない状況のようでしたので、
出来る限りのお掃除で構わないのでお掃除をしていただくようお願いいたしました。
任意売却の場合離婚されておられる方も多々見られ、このようなケースは出来るだけ小奇麗にしていただけますとありがたいです。
それをするかしないかで販売のスピードがまったく違ってきます。
それとお住いの方はあまり気が付かないところなのですが、
その家の匂いが必ずあり、たとえばペットを飼っていたりするとその匂いが気になる方も結構いるので注意が必要です。
I様のお宅は小奇麗にしていただいたことと、室内の写真も無理を言って撮らせていただきネットに掲載させていただきました。
それが功を奏してか見学希望のお客様よりすぐにお問い合わせがあり、ご案内したところお申込みをいただくことができました。
今回のポイントはI様自身がお部屋のかたずけをしていただいたところと思います。
それをすることにより室内の写真もインターネットに掲載することもできアピールすることが出来ました。
このことはとても販売にプラスになりました。
時間がないのでオープンハウスも予定しておりましたが、
それをすることなくお申込みをいただいた事は、I様にご負担をお掛けすることなく任意売却でき良かったと思います。
男性の場合かたずけの苦手の方もおられるため、なかなかこのように対応していただけないのが実情です。
無事決済とお引渡しも終わり債権者様より競売の取り下げを同日に行っていただき、
ぎりぎりでしたが任意売却することが出来ました。
弊社の任意売却の販売のご提案に同意していただきましたI様には大変感謝しております。
また幸いと言って良いのか離婚されておりました奥様と共有名義になっていなかったことが大きかったと思います。
もし共有名義あるいは連帯保証人に奥様がなっていたとすると時間がたぶん足りなく競売になっていた可能性が非常に高かったのではと思います。
任意売却のまとめ記事ももしお時間がありましたらご覧になってください。
【任意売却事例S様のケース】勤務先の業績低下により収入減、そのため住宅ローンの支払い滞りがちになったケース
■相談から売却までの経緯
ご主人様の勤務先の業績の悪化に伴い給与を減らされたため住宅ローンの支払いが滞り出したところでのご相談。
当初は通常の一般仲介による売却のお話で伺っておりましたが、よくよく話を伺ったところ一般仲介では難しいと判断任意売却に切り替えました。
債権者数、債権額も多く、また税金の滞納などもあるため前段階の調整に時間を要する案件で、S様からのヒアリングも念入りに行わせていただきました。
ご対応いただきましたS様と共に債権者様のご担当者様には大変感謝しております。
実際にお話しを伺うまで任意売却で売却しなければならないと認識されておられない方も結構おられます。
債権者 1番抵当権者 住宅金融支援機構
2番抵当権者 年金
3番抵当権者 民間金融機関
税金の滞納有り
以上の債権者がおられるため任意売却できるか不安もありましたが売主様の協力もあり無事任意売却で成約となりました。
ご相談をいただいた時点では住宅ローンも隔月の支払いながらでも支払いをしていた状況でした。
しかしもう限界に近い状態だったようですが、お話をさせていただいたことで少し安心していただいたようです。
問題は税金の滞納が多い事でした。
これも私どもとS様と、税担当者様と何度も面談を重ね、ご協力をいただいたことにより何とか処理することが出来ました。
あきらめず・粘り強く対応することにより解決策が見いだせた良い経験でした。
※最近は税金の滞納についての調整は非常に厳しいです、ほぼ全額完済が差押え解除の条件となっているようです。
税の滞納額が多い場合はとても難しくなりますので、そこはぜひ滞納額を抑えていた方が賢明です。
任意売却ができない場合もありますその記事も書いておりますのでぜひ見ておいてください。
【任意売却事例M様のケース】自営業のM様業績が思わしくなく住宅ローンの支払い停止
■相談から売却までの経緯
ご相談いただいた時点で既に支払いがストップしており時間も経過していたため、もう少しで競売開始の状態でした。
そのため急いで任意売却の手続きをしなければなりませんでした。
このようなケースはよくある事でどうしようと迷っているうちに時間が経過、ついには競売開始直前となってあわてて連絡といったパターンになります。
債権者は住宅金融支援機構のみでしたので、債権者様との調整には時間を取られることなく販売に取り掛かることが出来ました。
購入者様もすぐ見つかりあとは転居先を探すだけとなったのですが、困ったことに転居先がなかなか見つからない状況に。
この場合引き渡し時期が確定できないため買主様には契約を待っていただき債権者様にも了解を得なければなりません。
こういった場合、このまま時間が経過すると買主様からもキャンセルされる事もあるためギリギリのタイミングで引越し先を決めていただきました。
ギリギリのタイミングでしたがお引渡しを完了することが出来ました。
今回の場合任意売却の連絡が遅かったことがポイントになります。
まず迷っていてもなんの解決にならない事を認識する事。
それと任意売却後の残債の支払いの事が気になっている方が多く見受けられます。
そこが気になってなかなか踏み出せないのかもしれません。
売却後の残債の支払いはその方の収入などの生活状況次第ではありますが、無理のないところで毎月お支払いをしているようです。
そこが気になって躊躇している方もおられると思います。
しかし先延ばししていても何も解決しない事をご理解ください。
気持ちをスッキリさせた方が前に進む事が出来ると思います!